鹿江比賣神社(かえひめ)

要旨

延喜式神名帳に「阿波国 板野郡 鹿江比賣神社」として記載された式内社(小社・一座)。本ノートは延喜式参照カードとして基本情報を提供する。研究論考・祭神の正体・葦稲葉神社との同殿論については鹿江比売神社(研究ポータル:itaiji 異体字ペア)を参照。


1. 命題の構造

観点通説阿波説
祭神の性格延喜式一座記載の在地女神天日鷲命の御子神と読む解釈(詳細は鹿江比売神社参照)
社の位置づけ板野郡の式内小社麻殖郡(忌部本拠)から板野郡(北岸沃野)への祭祀展開の到達点

2. 基本情報

項目内容
社名鹿江比賣神社
所在地徳島県板野郡上板町神宅(〒771-1320)
創建不詳(延喜式神名帳成立の927年以前)
主祭神千鹿江比売命
配祀―
延喜式表記阿波国 板野郡 鹿江比賣神社
社格小社(一座)
位置付け比定社・論社:葦稲葉神社(合祀社)/鹿江比賣神社(上板町神宅)。plus_code:4CJ6+4X 上板町、徳島県

3. 祭神と社伝

  • 延喜式神名帳(927年)に「阿波国 板野郡 鹿江比賣神社」として記載された式内社。
  • 中世以降、隣接する葦稲葉神社に合祀された経緯があり、現在は二座配祀(葦稲葉神+鹿江比売命)の形で奉斎される。
  • 祭神「千鹿江比売命」は、阿波忌部祖神・天日鷲命の御子神とする伝承(玄武神社サイト等)が伝わる。
  • 板野郡北岸の稲作・穀物祭祀の中核に位置する女神社。

4. 歴史

  • 平安時代(927年):延喜式神名帳に式内小社として記載。
  • 中世以降:論社・合祀社の整理を経て、葦稲葉神社に合祀。
  • 近世以降:上板町神宅一帯に複数の比定地が論じられる。

6. 阿波説における意義

6-1. 麻殖郡から板野郡への祭祀展開

阿波説の中心領域(板野郡)。延喜式神名帳に「阿波国 板野郡 鹿江比賣神社」と独立座記載される。祭神を阿波忌部祖神・天日鷲命の御子神と読むことで、麻殖郡(忌部本拠)から板野郡(北岸沃野)への祭祀展開の到達点となる。

詳細な研究論点は鹿江比売神社(研究ポータル)を参照。


7. 関連神社・関連氏族


9. 参照ブログ・Web資料

  • 2015-01-29-草の神から稲の神へ(鹿江比賣神社)

外部参考


11. 関連ノート(Vault内)


12. 留保(中立的併記)

注意

  • 本ノートは延喜式参照カードであり、祭神の正体・葦稲葉神社との同殿論などの研究論点は鹿江比売神社(研究ポータル)にまとめている。
  • 「鹿江比賣神社」と「鹿江比売神社」は異体字ペアであり、Vault 内で役割を分担している(賣=参照カード/売=研究ポータル)。

※本稿は鹿江比売神社(研究ポータル)の延喜式参照カードとして、基本情報の提供という観点から位置付けられる。