西山谷2号墳出土 斜縁上方作銘獣帯鏡(しゃえんじょうほうさくめいじゅうたいきょう)

📌 概要

鳴門市の西山谷2号墳(日本最古級の竪穴式石室を持つ円墳)から出土した銅鏡。

🔍 特徴と学術的意義

  • 初期の威信財: 3世紀半ばという、古墳時代のまさに幕開けの時期に副葬された鏡である。この時期からすでに、特定の首長への権力の集中と、鏡を用いた呪術的・権威的な祭祀が行われていたことを示す。
  • 大和への影響(東遷)の物証: この鏡が出土した西山谷2号墳の「阿波の青石(結晶片岩)を用いた竪穴式石室」は、後の大和政権の中枢で採用される定型的な石室に先行する古い形態である。この鏡を含む出土品と石室構造は、阿波の高度な土木技術と祭祀文化が畿内へと伝播・影響を与えた(氏族が東遷した)とする阿波説の考古学的な起点となる重要資料である。

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