宮谷古墳出土 三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)
📌 概要
徳島市国府町の宮谷古墳(徳島県内最古級の前方後円墳)の前方部斜面から出土した3面の銅鏡。 徳島県内で三角縁神獣鏡が出土した唯一の例である。
🔍 特徴と学術的意義
- 種類: 3面のうち1面は「三角縁銘帯六神四獣鏡」と特定されている。
- ヤマト王権との繋がり: 三角縁神獣鏡は、初期ヤマト王権が有力な同盟者(地域の首長)に対して「威信財」として配布した鏡であるとされている。
- 配置の謎: 宮谷古墳では、このヤマトの鏡(3面)を前方部に置き、後円部の埋葬施設(木棺)には別の鏡(重圏文鏡)を納めている。これは、在地の伝統的な祭祀を守りつつ、ヤマト王権との政治的同盟を外部に誇示する意図があったと考えられている。
- 辰砂との交換説: 阿波の特産品であった「朱(辰砂)」をヤマト王権へ供給した見返りとして、これらの鏡が下賜されたとする説が有力である。
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