八人塚古墳(はちにんづかこふん)
📌 概要
- 所在地: 徳島県徳島市名東町(眉山カントリークラブ内)
- 年代: 古墳時代前期(4世紀初頭)
- 種別: 前方後円墳(積石塚)
📏 規模と構造
阿讃積石塚分布圏を代表する、全国最大級の積石塚前方後円墳である。
- 墳丘長: 約45m〜60m(調査時期・方法により諸説あり)
- 墳形: 柄鏡式の前方後円墳
- 特筆すべき構造:
- 積石塚: 後円部は結晶片岩(阿波の青石)を積み上げて構築されている。一方、前方部は地山を削り出して造られており、特異なハイブリッド構造を持つ。
- 積石塚の前方後円墳としては全国でも最大級の規模。
- 埋葬施設: 未発掘。後円部中央に竪穴式石槨が存在すると推定されている。
⛏️ 主な出土品
内部の本格調査が行われていないため副葬品は不明だが、周辺の「名東古墳群」からは三角縁神獣鏡や銅鐸が出土しており、この地が古くからの祭祀の重要拠点であったことが窺える。
🔍 学術的意義・阿波説における重要性
- 阿波独自の墓制と前方後円墳の融合 吉野川流域の伝統的な墓制である「積石塚」と、ヤマト王権の象徴である「前方後円墳」が融合した形態。積石塚の技術が畿内の古墳の「葺石」へと発展したとする説(阿波からの技術・文化の波及)を裏付ける重要な中間形態の古墳である。
🔗 関連リンク
- 徳島大学『徳島市八人塚古墳測量調査報告』
- 徳島の古墳研究まとめ
- 02_萩原墳墓群
- 八人塚古墳:積石塚と前方後円墳が融合した阿讃分布圏の中間形態(詳細論考版)
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