阿波誌 概観
史料概観
- 成立: 江戸末期〜明治期にかけて編まれた阿波の地誌類の総称
- 位置づけ: 『阿府志』『阿波志』を引き継ぐ後発の地誌
- 特徴: 明治の神社制度改革(明治4年=1871年の社格制度)以降の再整理を反映する版もある
内容構成
- 郡別の沿革・地理・産物
- 神社(社格制度導入後の県社・郷社・村社)
- 古蹟・伝承地・人物
阿波説における重要箇所
- 明治の祭神改変・社名変更の経過を追える資料
- 江戸期の阿府志・阿波志の記述との差異から、近代以降の祭神論の「再構成」を検証できる
- 各地の口碑・伝承の収録
信頼度と批判
- 江戸期地誌を継承するが、明治政府の宗教政策(神仏分離・祭神統一)の影響を受ける
- 阿波説論者は阿府志・阿波志・阿波誌を時系列で対照し、祭神改変前の状態を復元する手法を取る
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