💎 3. 辰砂(朱)と銅鐸のネットワーク

要旨

阿波を弥生時代の「エネルギー・産業センター」と位置づける各論。辰砂(水銀朱)が塗られた名東遺跡出土の銅鐸と、その原料を大粟神社の南に位置する丹生山(神山町)の辰砂に求める論、および縄文後期から辰砂加工が行われていた矢野遺跡の辰砂工房と伊勢国との交流を整理する。

阿波が弥生時代の「エネルギー・産業センター」であった証拠。

  • 名東銅鐸と丹生山: 辰砂(水銀朱)が塗られた美しい銅鐸が名東遺跡から出土。その原料は、大粟神社の南に位置する丹生山(神山町)の辰砂である可能性が論じられている。 2025-04-26 投稿
  • 矢野遺跡の辰砂工房: 縄文後期から既に辰砂の加工が行われており、伊勢国(三重県)との間で「辰砂先進地」としての交流があった。 2025-07-06 投稿

留保

注意

名東銅鐸や矢野遺跡の辰砂加工は考古事実だが、銅鐸に塗られた辰砂の原料産地を丹生山に比定する点や、交流ネットワークの広がりに関する解釈は研究途上であり確定していない。evidence_type: archaeological_evidence / confidence: 3。


関連


※本稿は阿波・神山の古代祭祀と地政学から詳細化・分割された専門論考である。