3. 阿波市(市場・土成)の王宮跡
要旨
神武東征阿波ルート説の一論点として、阿波市(市場町・土成町)周辺に集中する神武天皇関連の比定地を整理する各論。土成町の樫原神社を奈良・橿原宮に先んじる「真の橿原の宮」とみる説、市場町伊月の事代主神社(娘を神武に嫁がせ東征を助けたとされる事代主神)、隣接の建布都神社(建布都の霊剣)などを挙げる。いずれも社名・地名の対応と社伝に依拠する阿波説固有の比定であり、確立した史実ではない。
阿波市周辺には、神武天皇が宮を開き、勢力を整えたとされる具体的な場所が集中している。
- 樫原(かしはら): 阿波市土成町にある「樫原神社」。ここには神武天皇が祀られており、奈良の橿原(かしはら)に先んじて、ここが真の「橿原の宮」であったとする。
- 事代主神の協力: 樫原の西にある「事代主神社(市場町伊月)」の祭神・事代主神は、自らの娘を神武天皇に嫁がせて東征を助けたとされる。
- 建布都の霊剣:
東征の危機を救ったとされる「建布都(たけふつ)の霊剣」を祀る「建布都神社」も、事代主神社のすぐ隣(市場町香美)に鎮座している。
- 参照: 2015-01-13-高天原の武神_建御雷神(建布都神) (出典)
留保
注意
- 通説:神武天皇の橿原宮は奈良県橿原市に比定され、神武の実在性自体も学術的には神話・伝承の領域として扱われる。
- 阿波説的解釈:土成町樫原神社=真の橿原宮、事代主神社・建布都神社の神武東征関与は、社名・地名の対応と社伝・阿波説ブログ(awa-otoko 等)に依拠する仮説であり、史実として確定したものではない(evidence_type: blog_hypothesis / confidence: 2)。本稿は親ハブ神武東征阿波ルート説の一論点である。
※本稿は神武東征阿波ルート説から詳細化・分割された専門論考である。
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