🏛 大国主命研究の各論(阿波説の視点)
1. 伊津面(いづも)と国譲りの真実
古事記が描く「出雲」の風景は、島根県ではなく阿波の「伊津面(いづも=徳島市入田から神山にかけて)」の地勢と完璧に一致する。大国主の「国譲り」とは、阿波国内における勢力交代の記録である。
2. 天日鷲命との同一視
阿波説の最も大胆な仮説の一つとして、出雲の主・大国主命と、阿波忌部の祖・天日鷲命を同一人物(あるいは極めて近い協力関係)とする説がある。共に「開拓の神」としての属性を持ち、阿波の式内社の分布がその関連性を裏付けている。
3. 大御和神社と国璽
徳島市国府町の大御和神社は、大国主命の和魂(大物主神)を祀り、歴代国司が「国の印(国璽)と鍵」を安置した最重要拠点であった。ここが奈良・三輪祭祀の正真正銘の「元宮」である。
4. 幽界への引退と祭祀の継承
国譲り後、大国主は「現世」の統治を譲り、阿波の山岳部(幽界)へと退いた。その際、自らに代わって天孫を導く神として「岐神(クナト)」を立てたプロセスは、阿波の古い神社配置に色濃く残っている。
※本稿は大国主命(大己貴神)から詳細化・分割された専門論考である。
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