2. 主要な地名ペアと東遷の具体例
阿波(徳島) → 安房・下総(千葉)
阿波忌部が黒潮に乗って房総半島を開拓した代表的な事例。
- 勝浦(かつうら): 阿波の勝浦(美しい浦)が元であり、千葉の勝浦へ移された。
- 白浜(しらはま): 同様に阿波の海岸名が移転。
阿波(徳島) → 大和(奈良)
初期王権の中枢移動に伴う大規模なスライド。
- 三輪(みわ): 阿波の「大御和(おおみわ)」が語源。
- 吉野(よしの): 吉野川流域の豊かなトポグラフィーが、奈良の吉野へと投影された。
- 藤原(ふじわら): 阿波の「藤原」から奈良の「藤原京」へ。
阿波(徳島) → 伊豆(静岡)
海人族(那賀・海部氏)の海洋ネットワークによる伝播。
- 阿波(あわ): 神津島の阿波命神社など、島嶼部に残る痕跡。
※本稿は阿波・畿内地名ペア検証:東遷(ひがしうつり)の法則から詳細化・分割された専門論考である。
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